企業によって異なる休日の扱い

毎週2日の休日が保証されるのが、完全週休2日制の制度です。就職活動や転職活動で、完全週休2日制を採用している企業を狙う人は多いでしょうが、同じ完全週休2日制でも休日の扱いは企業によってやや異なります。求人票で休日の扱いがチェックできるケースも多く、「完全週休2日制(土・日)」と記載されているのであれば、毎週土曜と日曜は休日であるという意味です。

一方で、完全週休2日制と謳われているのに、何曜日が休日か記載されていない場合もあります。このような場合でも、完全週休2日制との記述がある以上、週に2日の休日があるのは確かですが、休日が週末ではなかったり、週によって休日の曜日が違ったりする場合があるので注意が必要です。

年間の休日をなるべく増やしたい人にとって狙い目なのが、求人票に「完全週休2日制(土・日)、祝日」のような記載がある企業です。この場合、毎週の土曜と日曜に加えて祝日が休日なので、年間で120日ほど休むことができます。しかし、企業によって祝日の扱いは様々で、完全週休2日制を採用している企業の全てが、祝日を休日としているわけではありません。

求人票で祝日についての扱いが記載されていない場合は、祝日に出社を求められたり、祝日は休めるが代わりに別の休日に出社を求められたりする場合があるので注意が必要です。休日の曜日がはっきりしていない場合や、祝日の扱いが不透明な場合は、面接で完全週休2日制の休日についてくわしく質問しておきたいところです。